自己研鑽

【司法試験合格者が解説】勉強法の本おすすめ3選

みなさんこんにちは、ゆうです。

前の記事で、簿記2級を題材とした勉強法の計画の立て方について説明しました。

しかし、みなさんの中には、結果の出る勉強法についてもっとよく知りたいという方も多いのではないでしょうか。

前回の記事で、学習計画の立て方についてはだいたいわかった。だけど、難しい試験に合格した人が効率的な勉強法について解説した本を読んで、もっと効率的に勉強できるようになりたい
ゆう
ゆう
その悩みにこたえられるに、この記事の中では、超難関試験の司法試験に合格した人が書いた勉強法に関する書籍を3冊、紹介していくよ!

今回はそれに関連して、勉強法について解説した本のなかで、僕がオススメできる3冊を紹介したいと思います。

ちなみに、どの本も僕が実際に読んで、お勧めできると思った本なので、安心してくださいね。

因みに僕も、これから紹介する3冊の著者と同じく司法試験に合格していますので、勉強法については一般の方に比べると詳しいですし、信ぴょう性もあると思いますよ。

僕の詳しいプロフィールについてはこちらから。

結局、ひとりで勉強する人が合格する【鬼頭政人】

最初に紹介するのは鬼頭政人さんの『結局、ひとりで勉強する人が合格する』(幻冬舎、2016年)です。

独学でも合格できるよっていうのが、タイトルからも伝わってきますね。

著者は、

  • 開成中学
  • 開成高校
  • 東京大学法学部
  • 慶應義塾大学法科大学院
  • 資格スクエア創業

という、超エリートコースを歩んできた人です。

資格試験試験対策をオンラインで指導する「資格スクエア」を創業している方ということもあり、数ある勉強本の中でも信ぴょう性は群を抜いていると思います。

東大卒筋肉弁護士の超効率勉強法【小林航太】

次に紹介するのは小林航太さんの『東大卒筋肉弁護士の超効率勉強法』(主婦と生活社、2019年)です。

NHKの「みんなで筋肉体操」でおなじみの弁護士が書いた勉強法の本です。

東大卒で、NHKのテレビ番組に出演するくらいなので、失敗した経験なんてない人かと思いきや、本の最初に、こんなことが書いてありました。

…現役で東京大学文科一類に合格し法学部に進学したまでは良かったが、学業にも大学生活にも一切のヤル気が消滅してしまった。引きこもりに近い生活を4年間送り、法律の勉強を完全に放擲した結果、2年間留年。同期達が法科大学院入試や司法試験の準備、国家公務員や超大手企業への就職を次々決める中、完全に宙ぶらりんのまま大学在籍の期限を迎えたために仕方なく卒業することになった。東大卒、24歳、無職、実家暮らしー。
(2ページより引用)

どうでしょうか。

大学までは頑張ったけど、そのあとは進路すら決まらず、無職のまま卒業してしまうなんて、なかなかないですよね。

そんな失敗を経験して、そしてそこから頑張って結果を出した人の本だから、努力することの重要性や、「正しい」努力の仕方が強く伝わってきます。

「筋肉は裏切らない。勉強も裏切らない」そんなメッセージが伝わってくる一冊です。

本物の勉強法【白川敬裕】

最後に紹介するのは白川敬裕さんの『本物の勉強法』(ダイヤモンド社、2014年)です。

著者の方は

  • ラ・サール高校
  • 東大法学部
  • 在学中に司法試験合格
  • 裁判官

というキャリアを進んだのちに弁護士になった方です。

司法試験に合格し、司法修習に行ったからわかるのですが、裁判官になる人って司法試験に合格した人の中でもかなり少数です。相当に狭い門なんですよね。

この経歴だけでも、相当に優秀な人なんだな、というのがわかります。

ただ、本を読んでいると、いわゆる天才とは違い、合格のためには何が必要なのかを考え、その考えにもとづいて地味な努力をしてきた人、という印象でした。

天才の勉強法は天才にしか使えないので再現性がないのですが、こういった方の勉強法は、比較的再現性が高いと思い、挙げさせていただきました。

3冊の共通点

3冊、それぞれよいところがありますし、個性があるのですが、それでも、どの本でも必ず書いてあることがあります。

それは、

  • アウトプットの重要性
  • 計画を立てることの重要性

です。

アウトプットの重要性

教科書を読む、といったインプットだけでは試験には合格できないし、効率も悪い。

インプットとアウトプットという車の両輪をバランスよくこなすことが重要です。

でもこれって、当たり前といえば当たり前ですよね。

例えば、いくら有名な野球選手のバッティングを見ても、自分で練習しなければバッティングは上達しません。

ブログもそうです。ほかの有名ブロガーのウェブサイトを見て勉強しても、結局手を動かして行動(アウトプット)しなければ、文章力が向上することもありません。

だから、当たり前のことを当たり前にやるのが一番大事なんだろうなと、僕は思います。

計画を立てることの重要性

もうひとつは、計画を立てることの重要性です。

例えば、『結局、ひとりで勉強する人が合格する』には、合格から逆算してカリキュラムを作る、という記述があり、『東大卒筋肉弁護士の超効率勉強法』にも、ゴールからやるべきことを逆算、という、まったく同じような記述があります。

  • 合格には何が必要なのかを見極める
  • そのために、何をすればよいか把握する
  • 試験日に間に合うように、計画を立てる
  • 実践する

ということが重要だと、どの本も書いています。

よく「努力したけど合格できなかった」という人がいますが、それは、「単に努力が足りない」か、あるいは、「合格に必要なコト以外に時間を使ってしまった」ということだと思います。

合格に必要なことを把握するには、やはり過去問題が重要です。

過去問題や模擬試験を解いて、自分の実力を知り、ゴールとのギャップを把握して初めて、「合格するために自分にすべきこと」が見えてきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、お勧めできる勉強法の本を3冊紹介しました!

こういった本で勉強法を学ぶのもよいと思いますが、結局大事なのは、行動に移すことです。

勉強法の本を読んでばかりいては、単なるノウハウコレクターになってしまいますので、どれか1冊を手に取って、後は実践することが重要だと思います。

今回の記事が少しでもお役に立てればうれしいです。

それではまた!