夫婦共働きだけど、なかなかお金が貯まらない…。そもそも、共働きだと相手の給料や支出がわからないし、どうやって家計管理をしたらいいの?あと、効率的に家計管理ができるツールがあれば教えてほしい。
本記事の内容
- 共働き夫婦におすすめの家計管理方法
- 家計管理におすすめのツール
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、30代のごく一般的な共働き世帯です。
夫婦で家計管理に取り組み、2019年は資産を500万円以上増やすことができました。
今回は、共働き夫婦におすすめの家計管理方法について解説します。
現在の総資産は約2700万円と、一般的な30代の世帯の10倍以上の資産を築けています。ここまで資産を増やすことができたのは以下で解説する家計管理方法を実践してきたからです。
【総資産の推移】
この記事を読んでいるあなたも家計管理を実践することで、お金がどんどん貯まるようになりますよ。
最後まで読んで、ぜひ実践してみてください。
それではさっそく始めていきましょう。
共働き夫婦におすすめの家計管理方法
僕がおすすめする家計管理方法は、一括管理法です。
一括管理法とは
一括管理法とは、「世帯全体で収入・支出・貯蓄を把握して管理する方法」です。
一括管理法の特長
- 収入・支出・貯蓄を全て世帯単位で把握する
- 費用の分担という概念がない
- 夫・妻はどちらも小遣い制
以下、順番に解説していきます。
①収入・支出・貯蓄を全て世帯単位で把握する
特長①は、「収入・支出・貯蓄を全て世帯単位で把握する」ことです。
共働き世帯の場合、結婚後も独身時代と同じ感覚で夫婦別々にそれぞれの給与を管理し、お金を使っている世帯も多いと思います。
しかしこれだと、相手の給与の額、支出額、貯金額がわかりません。
妊娠した時や、マイホームが欲しくなった時、あるいは車を買い替えたくなった時などに、初めて互いの貯金額を見せ合って愕然とする…というのはよくある話です。
自分で稼いだお金は自分で自由に使いたいし、夫(妻)にも言いたくない、というのはとてもよくわかりますが、それでは効果的な家計管理には限界がきます。
「世帯」単位で家計を把握すれば、このような失敗はなくなります。
②費用の分担という概念がない
特長②は、「費用の分担という概念がない」ことです。
世帯単位で家計を把握するので、この費目は夫(あるいは妻)が負担する、という概念がありません。
例えば、食費・光熱費は妻が負担、家賃は夫が負担…というように、費目ごとにどちらが負担するかを決めている世帯も多いと思います。
しかし、これだと
- 引っ越しや出産等で費目の負担感が変わり、不公平感がでる
- 相手負担の費目について無頓着になる
- 相手の貯金額は把握できない
というデメリットがあり、おすすめできません。
世帯単位で把握するようになると、そもそも「どっちのお金」とか「俺が稼いだ金」とか、そういう考えがなくなるので、「食費は妻(夫)負担」とか、そういう概念がなくなります。
③夫・妻はどちらも小遣い制
特長③は「夫・妻はどちらも小遣い制」ということです。
世帯単位でお金を管理するので、二人の収入から支出や貯金額を決めて、残りが夫婦の小遣いになります。
一括管理法は、効果的に世帯の家計管理ができるのですが、デメリットとしては、自由に使えるお金がなくなる、ということが挙げられます。
僕たち夫婦の場合は、このデメリットを解消させるために、
- 余った小遣いは繰り越せる
- 小遣いをいくら使ったかは申告するけど、使途は申告しなくてOK
というルールを決めました。
小遣いの範囲内なら、僕がスマホゲームに課金しても、漫画を買っても自由というわけです。
こうすれば、独身時代と同じようにはいきませんが、世帯全体の家計を把握しつつ、自由に使えるお金を持つことができますよ。
一括管理法の実践方法【4ステップでOK】
ここでは一括管理法の実践方法をお伝えします。
一括管理法は以下のステップで実践できますよ。
たったこれだけで、世帯単位の家計管理ができるようになります!
一括管理法の4ステップ
- 先月の総手取り収入を把握する【月初め】
- 予算を立てる【月初め】
- 支出を記録する【随時】
- 振り返る【翌月上旬】
以下、解説します。
ステップ1:先月の総手取り収入を把握する【月初めに実施】
最初に、先月の総手取り収入を把握します。
把握するタイミングは月初めです。
例えば、夫の手取りが20万円で、妻の手取りが15万円だとしたら、総手取り収入は35万円ですね。
ステップ2:予算を立てる【月初めに実施】
次に、費目ごとに予算を立てます。
ステップ1で把握した総手取り収入を使い切るように予算を立てます。
例えば、こんな感じです。
- 食費:30,000円
- 交通費:20,000円
- 光熱費:15,000円
- 通信費:10,000円
- 医療費:10,000円
- 住居費:100,000円
- 娯楽費:30,000円
- 貯蓄:80,000円
- 小遣い(夫):30,000円
- 小遣い(妻):25,000円
- 合計:350,000円
最初は当てずっぽうでもいいので、「だいたいこれくらいかなぁ」と二人で話しあいながら決めてみましょう。
最初はうまくいかないことも多いですが、だんだん予算内で収めることができるようになりますよ。
ステップ3:支出を記録する【随時】
あとは、決めた予算内に収まるように行動します。
それがわかるように、日々の支出は漏れがないように記録することが重要です。
おすすめのツールについては後で紹介しますね。
ステップ4:振り返る【翌月上旬】
最後に、予算と支出がどれくらいずれているかを確認します。
例えば、こんな感じです。
[table id=2 /]
こんな感じで、費目ごとに、予算内に収まったかどうかをチェックします。こうすることで、家計を把握することができるようになります。
家計管理におすすめのツール2つ【無料で使えます】
おすすめの家計管理方法とその実践の方法について紹介してきました。
この家計管理法で特に重要なのは、
- 予算を立てること
- 支出をもれなく記録すること
の2点です。
手書きの家計簿でもできないわけではないですが、いちいち手書きで書き込むのが面倒ですし、なにより、夫と妻が別々に家計簿を記入しなければならず、集計も大変です。
なので、ここではおすすめの家計管理アプリを2つ紹介します。
おすすめアプリ①:マネーフォワードME【無料あり】
おすすめアプリ1つめは、マネーフォワードMEです。
2020年4月時点で利用者が1,000万人を超える等、非常に人気のアプリです。
マネーフォワードMEの特長は以下のとおりです。
マネーフォワードMEの特長
- 毎日のお金の出入りを自動で見える化
- 銀行やカードの残高を見える化
- 今月何にいくら使ったかを見える化
まさに家計管理にぴったりのアプリですね。
なお、マネーフォワードMEは有料プランと無料プランがあります。
無料プランには一部の機能に制限がありますが、それでも日々の家計管理には十分すぎる機能が使えますよ。
ダウンロードは無料ですので、よろしければインストールしてみてくださいね。
おすすめアプリ②:ザイム【無料あり】
おすすめアプリ2つめは、Zaimです。
日経新聞の家計簿アプリランキングで1位を獲得するなど非常に評価の高い人気のアプリです。
レシートを写真撮影するだけで簡単に支出額が記録できたりと、おっくうになってしまう記録作業を簡単にできるようにするための工夫がちりばめられています。
夫婦でひとつのアカウントを共有すれば、簡単に世帯単位で家計を一括管理できるようになりますよ。
こちらのZaimですが、有料プランにしないと使えないメニューもありますが、基本的な機能は無料プランでも十分使うことができますので、悩んでいる方はとりあえずダウンロードしてみてもいいのではないでしょうか。
まとめ:世帯単位で家計管理をしてお金を貯めよう!
いかがでしたでしょうか。
今回の記事をまとめると、
共働き世帯の家計管理は一括管理法がおすすめ
一括管理法は簡単4ステップで実践できる
支出の記録はアプリを使って効率化しよう
という内容でした。
家計管理では、予算を立てることと支出をもれなく記録することが特に重要ですが、支出をもれなく記録するのは結構大変なので、アプリを使って効率化しましょう。
今回はZaimとマネーフォワードMEを紹介しましたが、どちらも無料で使えますのでダウンロードしてみてくださいね。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは今回はこのへんで!