本記事の内容
- 予算を立てることの重要性【失敗すると人生終了】
- お金が貯まる予算の立て方
- 効率的な予算管理方法
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、30代のごく一般的な共働き世帯(持家・子なし)です。
夫婦で家計管理に取り組み、安定的に資産を増やすことができています。
ちなみに、2019年は資産を500万円以上増やすことができました。
今回は、効率的にお金を貯めるのに必須の予算の立て方について解説します。
2020年9月現在の総資産は約2700万円となっています。金融広報中央委員会の実施した、「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2019年)」によると、世帯主が30代の世帯が保有している金融資産の中央値は240万円でした。
なので、一般的な30代の世帯の10倍以上の資産を築くことができています。
総資産の推移(下図)
ここまで資産を増やすことができたのは、夫婦でお金が増える法則を実践してきたからです。
お金が増える法則
- お金を稼ぐ
- お金を貯める
- 貯めたお金で投資する
お金を増やすには、稼ぐ・貯める・投資する、という3ステップをこなせばOKです。この3つができていれば、お金は自然に増えていきます。
このうち、「稼ぐ」というのはわかりやすいので、多くの人はここに注目すると思います。確かに年収を増やせば簡単にお金は貯まりそうですが、現実的には、すぐに年収をアップさせるのは難しいですよね。
そこで、是非取り組んでいきたいのが、「お金を貯める」ことです。
そして、お金を貯めるうえで重要なのが、家計管理です。
家計管理の方法全般については、こちらの記事で解説していますので、是非読んでみてくださいね。
この記事では、予算の立て方について解説します。これを実践するだけで、お金がどんどん貯まるようになりますよ。
最後まで読んで、ぜひ実践してみてください。
それではさっそく始めていきましょう。
Contents
予算を立てることの重要性【失敗すると人生終了】
本ブログの【失敗しません】共働き夫婦におすすめのお金が貯まる家計管理方法を読んでいただくとわかるかと思いますが、お金を増やすうえでも、人生を豊かにするうえでも、家計管理は非常に重要です。なぜなら、家計管理をしていないと以下のような問題が出てくるからです。
家計管理ができていないと生じる問題
- 収支がわからない(家計の無駄を見つけることができない)
- 生活費がわからない(いざというとき、どのくらいの貯金があれば生活できるかわからない)
- 無計画に買い物をしてしまう
- 月々の赤字をボーナスで埋めようとする
- 人生設計ができない
このブログを読んでくれている方のなかには、お子さんを望んでいる方や、マイホームを検討している方、転職を考えている方等もいらっしゃると思います。しかし、家計を把握できていない状態では、こういった選択の結果、自分の生活がどうなるか予測のしようもないので、怖くて決断できないですよね。
家計をきちんと管理しないと、適切に人生設計ができない可能性もでてきてしまいます。もし大きく誤った選択をしたら、後悔してもしきれませんよね。
だから、家計管理をする必要があるんです。
お金が貯まる予算の立て方
適切な家計管理をするうえで最初の重要ポイントが予算を立てることです。
予算は以下の6ステップで立てることができます。
予算の立て方6ステップ
- 先月の総手取り収入を把握する
- 一般費を考える
- 特別費を考える
- 貯金を設定する
- 夫婦の小遣いを設定する
- 収入と支出が一致するよう微調整する
以下、順番に解説します。
なお、これらは一ヶ月分の予算を立てることを念頭においています。
よく、予算の立て方等に関する他の記事等には、年間予算を立てることを推奨しているものもありますが、いきなり年間予算を立てるのはハードルが高いのでおすすめしません。
まずは向こう一ヶ月分の予算を立て、それを一年継続してみることをおすすめします。
こうすることで、知らず知らずのうちに年間予算が立てられるようになりますよ。
①先月の総手取り収入を把握する
まず最初に、先月の総手取り収入を把握します。
例えば、夫の手取りが20万円で、妻の手取りが15万円だとしたら、総手取り収入は35万円ですね。
これは一般的な会社員であれば、給与明細を見ればよいだけなので簡単に確認できると思います。
ここで把握した金額が、「支出できる最大金額」だと思ってください。
これよりも大きな額の予算を組むと赤字になってしまい、貯蓄からの取り崩しや、ボーナスからの補てんが必要になってしまいます。
②一般費を考える
次に、一般費を考えます。
一般費とは、毎月発生する支出のことだと考えていただければOKです。
例えば、
- 食費(日々の食材購入費等)
- 日用品費(洗剤等、日常的に使う備品)
- 新聞費(新聞を購読している場合)
- 水道光熱費(水道代・電気代・ガス代)
- 住居費(家賃・住宅ローン等)
- 交通費(電車代・ガソリン代)
- 保険費(月々保険の支払いがある場合)
- 通信費(携帯電話料金・自宅のネット回線費用等)
等が挙げられます。
これらを、まずはざっくりでいいので決めていきます。
③特別費を考える
次に、特別費を考えます。
特別費というのは一般費の逆に、特定の月や特定のイベントが起きた時にしか発生しない支出のことです。
例えば、
- 定期代(半年分購入していると、半年に1回の頻度で発生)
- 賃貸借更新費用(2年に1度、同じ物件を借りていると発生)
- 住宅ローン(ボーナス月に上乗せ返済をする設計をしている場合など)
- 保険(年に1回、一年分をまとめて払う選択をしている場合)
- NHK受信料
- 各種税金(自動車税、固定資産税等)
- 美容費(美容院や床屋を予定している場合等)
が挙げられます。
こんな感じで向こう1ヶ月に発生する特別費をざっくり見積もり、ステップ②で見積もった一般費に上乗せしていきます。
④貯金を設定する
ここまできたら、あとは貯金額を設定します。
特別費の額が多くなってしまう月は仕方ないですが、そういった特別な支出が少ない月は手取り額の10%以上を貯蓄に回せるのが理想的です。
いきなりは難しいかもしれませんが、固定費を削減する工夫をして、少しでも貯蓄に回せる額を増やせるようにしましょう。
⑤夫婦の小遣いを設定する
最後に、夫婦の小遣いを設定します。
夫婦の小遣いは最後に設定するのがおすすめです。
最初に設定してしまうと、ついつい多めの額を設定して、他の費目を切り詰めた結果、無理のある予算を作ってしまうことにつながってしまいます。
⑥収入と支出が一致するよう微調整する
②~⑤の作業が終わったら、予算ができあがるはずですので、できた予算と手取り収入を比較して、収入と見込み支出額が同じ金額になるように調整します。
これで、予算の完成です。
どうです、簡単だったでしょ?
最初は時間がかかるかもしれませんが少しずつ、早く、正確な予算が立てられるようになりますよ。
効率的な予算管理方法【無料で使えます】
上で解説した4ステップで、無事に一ヶ月分の予算ができたら、あとは一ヶ月分の支出をもれなく、正確に記録して実際の支出額を把握していきます。
実際の支出額を記録するのは家計簿が定番ですが、僕はおすすめしません。
家計簿には、以下のデメリットがあるからです。
家計簿のデメリット
- いちいち手書きするのが面倒くさい
- 結婚している場合、自分以外の人の支出を集計するのが大変
- 予算と比較して、あとどのくらい余裕があるかを把握するのが大変
- 現金・クレジット・プリペイド等、様々な支出元を管理するのが難しい
そこで僕たち夫婦は、マネーフォワードMEという家計簿アプリを使っています。
マネーフォワードMEの特長
- あらかじめ設定しておけばクレジットカード等からの支出を自動で記録でき、記入漏れがなくなる
- 連動させることで銀行やカードの残高を自動的に見える化してくれる
- 設定した予算に対して、今月どのくらい余裕があるか把握できる
- 有料版もあるが、無料版でも十分使える
操作もしやすく、利用者が1,000万人を超えているのも納得できる、非常に人気のアプリです(2020年4月時点)。
面倒くさい作業は可能な限りツールを使って効率的に家計管理をしていきましょう。
無料で使うことができるので、まずはダウンロードしてみて、そこから使い勝手を判断してみるのがおすすめです。
まとめ:予算を立てて計画的にお金を使うクセをつけよう
いかがでしたでしょうか。
今回の記事のまとめ
- 家計管理をしないと人生設計できない
- 家計管理の最初の重要ポイントが予算を立てる事
- 予算を立てるときは手取り収入を超えないようにすること
- 収入の10%以上を貯金できるように費用を見直してみる
- 予算を立てた後は支出の記録をもれなくする
- 支出の記録はマネーフォワードMEを使って効率化しよう
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは今回はこのへんで!