本記事の内容
- SBIネオモバイル証券の会社概要
- SBIネオモバイル証券で取引するメリット
- SBIネオモバイル証券のデメリット
執筆者について
この記事を書いている僕は、30代の一般的な共働き世帯(持家・子なし)です。
夫婦で自己研鑽、家計管理、投資に取り組んだ結果、30代前半で総資産2,700万円を越えることができました。
今回はネット証券の「SBIネオモバイル証券」の概要と、メリット・デメリットをお伝えします。
老後2000万円問題等を聞いて、投資に興味を持った人が抱える悩みが、「証券会社って色々あるけど結局どれにしたらいいの?」ということだと思います。
そこでこの記事では、実際にSBIネオモバイル証券を使って投資をしている僕が、他社との比較もしつつSBIネオモバイル証券の魅力を解説します。
この記事を読むと、SBIネオモバイル証券の魅力や、デメリットがわかります。
証券口座をどの証券会社で開設するか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
それでは早速みていきましょう。
Contents
SBIネオモバイル証券ってどんな会社?
SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットについて書く前に、まずはどんな会社なのかを簡単に紹介します。
SBIネオモバイル証券の概要は以下のとおり。
- 設立:2018年10月
- 株主:SBI証券・CCCマーケティング
- 口座数:300,000口座超(2020年3月時点)
社名からもわかるように、ネット証券大手のSBI証券が親会社のネット証券です。
設立も比較的最近で、2018年10月となります。
と思う方も多いと思います。
この点、SBIネオモバイル証券の開示書類の中には、設立の目的について以下のように書かれています。
当社は、主に若年層に投資の第一歩を踏み出す後押しをすることで「貯蓄から資産形成へ」の流れを促進するため、株式会社SBI証券(以下、SBI証券)とCCCマーケティング株式会社(以下、CCCマーケティング)の合弁会社として、2018年10月に設立されました。
SBIネオモバイル証券「業務及び財産の状況に関する説明書」より
このことからもわかるように、SBIネオモバイル証券はこれから投資にチャレンジしたいと思っている、投資初心者の方を主なターゲットにした証券会社です。
なので、後述するように投資初心者の方でも投資しやすい環境が整えられている魅力的な会社です。
その証拠に、2018年10月と比較的最近の設立でありながら、2020年3月時点ですでに口座数は30万をこえており、人気の高さがうかがえます。
SBIネオモバイル証券のメリット【投資家デビューに最適】
それでは具体的に、SBIネオモバイル証券のメリットについて書いていきます。
SBIネオモバイル証券は、先ほどのとおり、投資初心者をメインターゲットにしています。そのため、投資初心者でも投資しやすいような様々なメリットが用意されています。
SBIネオモバイル証券のメリット3つ
- メリット1:業界最低水準の手数料
- メリット2:1株単位で株式の取引ができる
- メリット3:Tポイントで株が買える
メリット1:業界最低水準の手数料【月額実質20円~】
SBIネオモバイル証券は取引手数料が業界最低水準です。
特徴的なのが、月内の取引金額に応じて料金が決められている点です。
簡単に、他社との比較をしてみました。
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SBIネオモバイル証券は他の一般的な証券会社とは異なり、月間の合計取引金額に応じて固定のサービス利用料がかかる形になっています。
例えばauカブコム証券で取引をする場合、その都度198円かかるのに対し、SBIネオモバイル証券の場合、何回取引しても、月間の取引金額が50万円以下なら、220円しかかかりません!
しかも、SBIネオモバイル証券で口座開設をすると、毎月200Tポイントがもらえるので、実質月額20円で株式の取引ができてしまいます。これだけ低い手数料で株式が取引できるのは非常に大きなメリットでしょう。
銀行の手数料と同じで、証券会社に払う手数料も安い方が嬉しいですよね。
手数料が低ければその分手軽に投資を始めることができます。
メリット2:1株単位で株式の取引ができる【しかも手数料が安い】
もうひとつ、1株単位での取引ができるというのも、SBIネオモバイル証券の大きなメリットです。
国内株式の取引は、通常、「1単元」を最低取引数として行うことが多いです。
1単元が何株なのかは株式ごとに違いますが、1単元=100株、としている場合が多いですね。
そうすると、仮に1株500円の株があった場合、実際に買えるのは50,000円(500×100)からとなってしまいます。これが原則です。
でも、いきなりそんな大金を払うのは勇気がいりますよね。
そこで、SBIネオモバイル証券では1株単位で株が買えるようになっています。
上記の例でいえば、500円で1株買うことができるってことですね。
これも、投資初心者としては嬉しいポイントですよね。
しかも、1株単位で株を買う場合でも、メリット1で挙げた手数料はそのまま適用されるので、手数料はほとんどかかりません。
メリット3:Tポイントで株が買える【日本初】
更に、SBIネオモバイル証券だけの特色として、Tポイントを使って株を買うことができます。
Tポイントは1ポイント=1円として取引に使うことができるので、Tポイントをメインで貯めている人の場合、Tポイントだけで株を買うことも可能です。
なお、ポンタポイントをメインで貯めている場合は、ポンタポイントで投資ができるauカブコム証券がお勧めです。auカブコム証券のメリット・デメリットはこちらの記事「【証券会社の選び方】auカブコム証券のメリット・デメリット」で紹介していますので合わせてご覧ください。
SBIネオモバイル証券のデメリット
他方で、SBIネオモバイル証券のデメリットとしては、以下の点が挙げられます。
SBIネオモバイル証券のデメリット
- 取引をしていない場合でも月額利用料が発生すること
- 米国株の取り扱いがないこと
デメリット1:取引をしていない場合でも月額利用料が発生すること
SBIネオモバイル証券の手数料の体系は少し変わっていて、毎月の取引金額に応じて利用料が決まる仕組みになっています。
取引金額が月額50万円までであれば、月額利用料は220円ですが、これは取引をしていない月(取引金額0円の月)でも発生してしまいます。
これが、デメリットというか、注意した方がよいポイントです。
しかし、取引をしない場合は一時停止手続きを行うことで月額利用料の発生を止めることも可能です。こうすれば上記のデメリットを解消できますね。
いったん口座開設をしてみて、使い勝手を確かめてみるのもよいでしょう。
デメリット2:米国株の取り扱いがないこと
もうひとつのデメリットとして挙げられるのが、米国株の取り扱いがないことです。
投資をしていくうちに、日本国内の会社だけではなく、米国の会社への投資にも興味を持つかもしれません。例えば、マクドナルド、アマゾン、アップル、グーグル、フェイスブック…これらの会社はみな米国企業です。しかし、SBIネオモバイル証券は米国の会社の株式を扱っていないので、米国株を取引することはできません。
したがって、米国株を取引きしたい場合は、SBIネオモバイル証券のほかに、SBI証券、楽天証券、マネックス証券等の米国株を取引できる証券会社の口座を開くことが必要になります。
まとめ
以上、SBIネオモバイル証券のメリット、デメリットをまとめてみました。
これらのメリット・デメリットからSBIネオモバイル証券が向いている人を挙げるとこんな感じになります。
SBIネオモバイル証券が向いている人
- これから投資にチャレンジしてみたい人
- 少額でコツコツ投資がしたい人
- Tポイントをメインで貯めている人
完璧な証券会社はなく、どんな証券会社にも必ず長所・短所があります。
一般的に、口座の開設や維持には費用はかからないので、複数のネット証券の口座を開き、証券会社の長所が活かせるような使い方をするのがよいでしょう。
なので、上記にひとつでも当てはまる場合は、SBIネオモバイル証券の口座開設を検討してみるのがおすすめです。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは今回はこの辺で!