投資

【超便利】野村Webローンで効率的に資産形成しよう

野村Webローンって実際どうなの?
ゆう
ゆう
この記事では、こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 野村Webローンを活用して効率的に資産形成しよう

執筆者について

この記事を書いている僕は、30代の一般的な共働き世帯(持家・子ども1人)です。

資産形成の過程を発信することでモチベーションをアップさせるとともに、誰かの参考になれたら嬉しいと思い、2020年8月にこのブログを開設しました。

資産形成をしていると、「借金は絶対に避けるべき。利息を払う側ではなく、もらう側になりましょう」という人がいます。また、借金に対してはマイナスのイメージを持っている人も多いと思います。

しかし、上手に借金を活用すれば、資産形成を効率的に行うことができます。

実際に僕は、野村信託銀行の野村Webローンを利用して投資をしているので、僕の実例を踏まえて借金の活用法について解説します。

それでは早速いきましょう!

借金のメリット・デメリット

その前に、まずは一般論として、借金のメリット・デメリットを簡単に説明します。

借金のメリット

まず、借金のメリットは、お金を調達して元手を確保できることです。

例えば、元手がなくても借金して100万円を調達して、それを年利5%で運用することができれば、1年後には5万円の利益を得ることができます。

借金のデメリット

他方、借金のデメリットは、利息を支払う必要があることです。

例えば、年利10%で100万円を借りた場合、1年後には元本と合わせて110万円を返済しなければなりません。

利息<利回りなら、借金を活用できる

上記のとおり、借金のデメリットは利息を支払う必要があることですが、利息の額よりも多い利回りを確保できれば、借金をすることで効率的にお金を増やすことができます。

例えば、年利5%で100万円借りて、それを年利10%で運用することができれば、

  • 利回り:100万円×10%=10万円
  • 利息:100万円×5%=5万円
  • 差額:10万円ー5万円=5万円

というように、利益を出すことができます。

そんなにうまい話ってあるの?
ゆう
ゆう
まったくのノーリスクではないけど、うまく活用することもできるよ

お金を貸してくれる金融機関はたくさんありますが、大半は以下のどれかに引っかかってしまい、利用することができません。

①金利が高すぎて利益を狙うことが難しい
②資金の用途が制限されている
③返済期限が設定されていて自由度が低い

上記のハードルのうち、①をクリアしたものとしては不動産投資がありますね。

僕も不動産投資には興味があるのですが、

・借入金額が多額になる
・不動産経営の専門的知識が必要

という点がネックとなり、実践できていません。

そこでこの記事では、この3つのハードルをすべてクリアした、僕も活用しているローンサービスである、野村Webローンを紹介します。

野村Webローンの特長

圧倒的低金利【1.5%】

まずは何といっても、低金利であることです。

2024年1月1日現在、金利は1.5%です。

金利は市場の動向を受けて随時変動していますので1.5%で固定されているわけではないので注意が必要ですが、他のローン金利と比較してもこの金利の低さは魅力的です。

野村Webローンは、保有している株式等の有価証券を担保にお金を借りることができるローン(証券担保ローン)ですが、例えば、日本証券金融の証券担保ローンの金利は最低でも2.675%です。

金利が低いとそれだけコストを抑えられるので、金利が低い点は大きなポイントです。

10万円以上1万円単位で借りられる

野村Webローンでは、10万円以上1万円単位でローンを組むことができます。

借りられる額は、担保に設定する有価証券の評価額に応じて決まりますが、最低借入可能額が10万円と低いことで、ローンを組むハードルが比較的低いです。

例えば、国内上場株式の場合は、時価の50%が担保価値となりますので時価評価20万円以上の株式を担保に設定すれば借り入れることが可能です。

ただし、担保の価値が一定割合を下回ると強制的に決済されてしまうので、担保価値よりもかなりゆとりをもった額のローンを組むことをお勧めします。

借入・返済ともに手続きがWeb上で完結【超簡単】

また、野村Webローンは借入や返済手続きが基本的にすべてオンラインで完結します。

いちいち野村證券の店舗に行くといった必要は基本的にありません。

各種手数料が無料

野村Webローンで借りたお金を野村証券の口座に引き出したり、あるいは野村證券の口座に入ってきた配当金を使って野村Webローンを一部返済する場合に、手数料は一切かかりません。

因みに、野村證券のオンライン口座から銀行口座に出金する場合の手数料はかかりませんので、資金移動にコストがかかりません。

資金使途は自由【株式購入も可能】

借りたお金の使い道も、原則として自由です。

株式が投資信託を買うことも可能です。

配当・優待は変わらず受け取れる

野村Webローンは株式等を担保に差し入れるだけ(株式の所有者は変わらない)なので、配当や株主優待は問題なく受け取ることが可能です。この点に関しては、野村證券に電話して確認済です。また、実際に担保設定した株式から変わらずに配当と優待を貰えていることからも間違いありません。もちろん、株式の名義は自分のままなので、長期保有で優待がお得になる銘柄についてもまったく影響ありません。

配当や優待目当てに購入した株を担保に入れて、効率的に資産運用することが可能です。

返済期日が定められていない

野村Webローンは、返済期日が定められていません。

通常のローンは、「1年後に利息をつけて返す」など、返済期日が決められていますが、野村Webローンは自分のペースで返済可能なため、自由度が非常に高いです。

その代わり、野村Webローンでは半年に一度ローン契約が更新され、その際に「元加」が行われます。

元加:発生した利息を借入残高に組入れることです。借入残高に基づく利息を計算し、その利息を借入残高へ組入れます。

利息が残高に組み込まれるということは、それだけ元本が増えるので次回以降の利息も増えることになります。

僕は70万円ほど借り入れていますが、半年の利息としては5,000円ほどです。現状は、担保に入れている株式の配当の方が多いのです。

借金していることがばれない

ところで、野村Webローンは保有している株式を担保として野村信託銀行に差し入れ、その担保価値に応じてお金を借り入れることができるという仕組みです。

この「担保として差し入れる」というのは、具体的にはどういう意味かというと、

株式に質権を設定する

ということを指します。

このことは、野村信託銀行の定める、「野村Webローン約款」を読むとわかります。

「野村Webローン約款」第9条
(1)(省略)
(2) 担保有価証券については、お客様が当社に対し現在及び将来負担する一切の債務の担保として、当社を権利者とする根質権を設定していただきます。

ここで気になるのは、「質権を設定すること(≒借金をしていること)が株式を発行している企業にばれたりするのか」という点です。自分がお金を借りているということを他人に知られたくないですよね。

そこで更に条文を読むと、同条には以下の規定があります。

「野村Webローン約款」第9条(2)続き
(2) …この場合において、担保として差入れる有価証券が、振替法に基づく振替制度の振替決済に係る有価証券…(中略)…であるときは、振替法…(中略)…の定めにより、お客様は振替口座簿上の当社質権欄への増加の記載または記録をする方法により根質権を設定するものとします。

これはすごく簡単にいうと、「上場株式を担保とする場合は、法令の定めに従い、この株式には質権が設定されていることを記録するからね」ということを書いています。

もしもその記録内容が株式を発行している企業に提供された場合は、自分が借金をしていることが第三者に把握されてしまうことになります。

この点が気になったので、野村信託銀行に問い合わせをしてみたところ、ざっくり以下の回答がありました。結論から言えば、発行会社に把握されることはない、ということになります。

野村Webローンの担保権は、原則として略式質のため、発行会社へ通知は行われず、株主名簿に記載されるものではない。そのため、株主名簿への記載により第三者に把握されることもない。

略式質というのは、質権の種類のひとつで、すごく簡単にいうと、「質権を設定していることを債権者と債務者だけで把握して、担保に差し入れている株式を発行している企業には知らせないことにする」という種類のものとなります。

現在は上場株式は電子化されていて、目に見えませんが、昔は株券という目に見える実物の証券がありました。その当時も、借金していることを第三者に把握されないために略式質が多様されていたという背景があったため、株式が電子化された後もその運用ができるよう制度設計されたという経緯があります。

野村Webローンは、そのような取引慣行も踏まえて、必要以上に借入の事実が把握されないような制度設計となっており、好感が持てますね。

僕の場合【有価証券の購入に充てて運用効率UP】

僕の場合は、上記の特長を活用して、株式や投資信託の購入に野村Webローンを活用しています。

僕が野村Webローンを利用する際に気を付けているのは、「借入可能額よりもかなり低い額を借りる」ことです。

借入額が担保価値を上回ると、担保に差し入れた株式を強制的に売却されたり、即時返済を求められる可能性があるため、株式の評価額が下がっても問題ないようにするためです。

担保に差し入れるのが株式のため、常に担保価値は変動します。株価が上がる分にはいいですが、下がると上記のような問題が出るので、かなりのバッファーを設けて手当しています。

マネックス証券で株を買い、野村證券に移管する

ところで、野村證券で株を買うと所定の売買手数料がかかります。この点は野村Webローンで借りたお金を使って、野村證券で株を買う場合も変わりません。

手数料の分だけ運用効率が下がるので、僕は、マネックス証券で株を購入するようにしています。

マネックス証券では「ワン株」というサービスを提供しており、

・単元未満株を購入することができて小回りが利いてとても便利なのと、
・単元未満株を買う際の買付手数料が主要ネット証券で唯一無料(マネックス証券調べ)

なので重宝しています。

マネックス証券

マネックスのワン株を利用して単元株まで購入した株を、野村証券に移管して、担保設定することで更に担保価値を高めることができ、株価下落リスクに備えたり、追加の借入を行うこともできるようになります。なお、マネックス証券から野村証券に株式を移管する際に手数料はかかりません。

上記を整理すると以下のようになります。

①野村Webローンでお金を借りる【金利は1.5%】
②借りたお金を野村證券から銀行口座に出金する【手数料0円】
③銀行口座からマネックス証券に入金する【銀行によるが、手数料0円】
④マネックス証券「ワン株」で株を買う【手数料0円】
⑤単元株化した株を野村証券に移管する【手数料0円】
⑥移管した株を担保設定する【手数料0円】
⑦担保価値が上がるので、①から繰り返し

まとめ:借金を毛嫌いせずに上手に使おう

今回のまとめです。

借金というと悪いことだと思いがちですが、金利よりも高い利回りで運用できる見込みがあるなら活用してもよいと思います。

もっとも、いきなり何千万円もの借金をするのは心理的なハードルだ高いと思いますので、最初は10万円借りてみる、うまくいったらもう少し額を増やしてみる、というように、少しずつ増やしていくのがよいでしょう。

資産運用を効率的に行いたい人の参考になれば幸いです。

それでは今回はこの辺で!